SOKA CREATIVE LAB(草加クリエイティブラボ)

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『SOKA CREATIVE LAB』第2回講義を開催しました!

2019.11.20.

令和元年119日、草加市の シェアアトリエつなぐば にて、地域の企業課題を、クリエイターとの共創で解決する未来を目指したクリエイターズコミュニティ『SOKA CREATIVE LAB.』の第2回講義を開催しました。

2回目となる今回の講義は前回に引き続き、田中淳一氏(株式会社POPS)、池田泰幸氏(株式会社サン・アド)、坂口剛氏(株式会社野村総合研究所)をお招き致しました。

SOKA CREATIVE LAB.はクリエイターとの共創により地域の企業の課題を解決する、未来を目指した草加発のクリエイターズコミュニティです。
半年間かけて講師から得る学びと、そこで生まれるコミュニティで企業とクリエイターが共創することにより人・ビジネス・情報交流が生まれ、市内企業の新しい可能性が広がり、地域全体への発展へとつながります。

まずはじめに改めて今年のカリキュラムの進め方についてお話した後、来年3月に行われる企業へのプレゼンに取り組むチームの発表をしました。
その後、坂口講師から前回の講義の振り返りと2軸の重要性とその2軸の考え方を用いた具体事例についてお話いただきました。
そして今回発表したチームのメンバーと企業の方々と共に坂口講師の講義をヒントにしながら現状の課題や想いについてヒアリングを行いました。

坂口講師も積極的にチームに混じってアドバイスをしてくださいました。
チーム同士の交流も図ることができていい時間だったのではないかと思います。

午後からの講義は株式会社POPS クリエイティブディレクターの田中淳一氏には前回に引き続き「着想」というテーマでお話しいただきました。

前回課された課題は『「草加市シティプロモーション」についてまずは思いつくことを調べるということ』についてです。

受講生が各々調べた内容に関して2分発表し、その後田中講師から感想を一言ずつ全受講生に向けていただきました。

大変面白かったのは同じ課題を出されているのにも関わらず、着想が全く異なることです。

ターゲットを学生に絞り、学生の割合や興味を持つことについて調べてきた人、草加市の歴史について深掘りをたい人、2030代という年代にフォーカスし、その年代が#(ハッシュタグ)する=興味を持つことについて調べた人。

調べる視点や視座でもそれぞれの個性が表れ、クリエイティビティが反映されていました。
中には50ページにも及ぶリサーチを行った方もいらっしゃいました。
広く浅くまずは情報収集することも大切ですが、一つ気になる事象があればそこにフォーカスして深く収集することでコンセプトに繋がるヒントが見えてきます。

次回はこの着想からのコンセプトメイキングです。
どんなアウトプットになるのか今から楽しみです。

 続いて、株式会社サン・アンドのアートディレクター/デザイナーの池田泰幸氏の講義です。
池田講師ご自身が、どうアイデアを形にしているのか独自の方法を前回お話いただきました。
その後「草加を代表する草加せんべいのロゴについて考える」ということを宿題としていたので、その提出された宿題の中で池田講師が気になった考え方やロゴをピックアップいただき評価したポイントについてコメントをいただきました。

背景やストーリーの軸がしっかりとしたデザインが多くあり、池田講師が唸る場面もありました。

最後には草加せんべいを生業としている池田さんからも感想をいただき、今後草加せんべい振興協議会でもロゴマークについて共有してくださるという嬉しいお言葉もいただきました。


受講生の方の課題に対してのアウトプットのレベルが高く、草加市の未来は明るいと感じました。

そして今回会場は草加市のリノベーションスクールから生まれたコミュニティスペース“シェアアトリエつなぐば”をお借りしました。アットホームな会場で受講生の皆様も終始リラックスして取り組むことができたのではないかと思います。つなぐばの皆様ありがとうございました。

今後も質の高いインプットを行いながらも地域の課題解決に実践的
に取り組んでいきます。

次回の展開も楽しみです。

[運営]株式会社 BarbaraPool(廣部・大森 03-6659-9858)
[主催]草加市 産業振興課(長堀・秋谷 048-922-3477)
[共催]草加商工会議所